歌手兼俳優チョン・ヨンファが、最終的に涙を流した。普段舞台や放送で泣く姿をほとんど見せなかったチョン・ヨンファの嗚咽は見る人々を驚かせたし、また一緒に胸を熱くした。

チョン・ヨンファは27日、香港で開かれた「2018 JUNG YONG HWA LIVE ROOM 622」を終えて入隊前の活動を終えた。以降予定されていたすべての海外ツアーはキャンセルした。

この日チョン・ヨンファは自分のヒット曲「ある素敵な日」を歌って、最終的に涙を流してしまった。国内のコンサートでは、屈せずに涙をこらえたが、香港コンサートが入隊前最後にファンに会う公式的な場所だっただけに感情がこみ上げたとみられる。

チョン・ヨンファの涙にファンも一緒に泣いた。海外ツアーと様々な国内活動を期待していた状態で、予定よりも早く去るヨンファの物足りなさと恋しさであった。

しかし、チョン・ヨンファの入隊は避けられない状況である。最近論議の中心になった慶煕大側のチョン・ヨンファの入学取り消しについて議論した。

先に慶煕大側は「国内の大学院の面接選考は、個々の学科を中心に運営されているシステムのためもたらされた」とし「このシステムでは選考委員として参加する学科の教授らの規定違反を綿密に管理監督するためには限界があり、この部分を改善」と報道資料を通じて解明した。慶煕大側のミスを認めながらも、チョン・ヨンファをめぐる今回の論議が事実上「慣例」であることを強調したわけだ。

しかし、この習慣が事実上「便法」に属するため、チョン・ヨンファとチョン・ヨンファを合格させた疑いで警察の捜査を受けたが某教授の措置は避けられない。チョン・ヨンファは、入学取り消し、教授は職位解除などの手順を踏むものと見られる。

事実チョン・ヨンファは多少悔しいかもしれない。すべてのプロセスが所属FNCエンターテイメント側と問題の教授の間で行われたことだからだ。ただし、問題がある場合は、問題になったことが「慣例」であるだけで、正常で適法な手続きを踏まなかったこと。チョン・ヨンファが徹頭徹尾に該当事案をチェックしていなかったという不覚にチョン・ヨンファの誤り程度で把握される。

このように、大学院進学と関連した得恵の疑いで疲弊し患ったチョン・ヨンファは、国の召しを受けて、3月5日に入隊する。これにチョン・ヨンファは約2年近い期間芸能界で席を空けるようになった。突然の入隊ニュースはファンと大衆を当惑させたりもしたが、チョン・ヨンファが自分自身を再配列し、今回の議論を整理することができる時間を用意したという点で、賢明な選択である。

チョン・ヨンファの今回の事件により、男性芸能人たちも精神をきつく整える契機になった。大半の20代後半の男性芸能人が大学院に進学したりするなど、火の粉を合わないために遅れて収拾ているという裏話だ。